この記事では、2022年の高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会「マクドナルド・トーナメント」で初優勝を果たした中条ブルーインパルスの練習方法や指導体制について紹介します。
並み居る常勝軍団を打ち負かし、優勝を果たしたチームにはどのような秘密があるのでしょうか。
この記事を最後まで読めば、その秘密が分かりますし、御自身のチームやお子さんの成長のきっかけが得られるはずですよ。
それではいきましょう!
中条ブルーインパルスってどんなチーム?
中条ブルーインパルスは石川県津幡町のジュニアスポーツクラブです。
読み方は「ちゅうじょうブルーインパルス」です。
高円宮賜杯にはこれまでに3度出場していますが、優勝は2022年が初めてです。
2022年の時点で4年生が1人ベンチ入りメンバーに選ばれていることから、そこまで大所帯のチームではなさそうです。
監督は倉知幸生氏が務めています。
練習時間は?
中条ブルーインパルスの練習時間は、平日は火、木、金の週3回で、毎回1時間ほど。
決して練習量が多いとは言えませんね。
大会直前を除いて全ての選手が同じメニューをこなします。
練習メニューは?
練習メニューは柔軟体操から始まり、ランニング、キャッチボール、ノック、打撃練習と特別な内容はありません。
一方で、練習では怪我の予防に細心の注意を払っています。
無理な遠投や投げ込みは避け、肘や肩に負担がかからない投げ方を指導しています。
シャドーピッチングはやらせていませんし、遠投もワンバウンドで投げさせます。
ただ、それ以外は選手の好きな投げ方や打ち方に任せているようです。
特徴的な部分はキャッチボールで全員に投手の練習をさせていることです。
交互にピッチャー役とキャッチャー役を担い、ストライクを取る感覚を養っているのです。
強さの秘密は?
ただ普通の練習をしているだけで全国制覇できるのであれば、どのチームだって優勝できるはずですよね。
では、中条ブルーインパルスの強さの秘密はどこにあるのでしょうか?
チームを運営する尾崎弘由代表が強さの理由に挙げるのは「競争意識」です。
レギュラーを特別扱いしない指導方針で、チーム力を高めています。
その中で特に大切にしているのが実践の場、つまり試合です。
土日祝日の練習試合や公式戦では、できるだけ多くの選手に試合経験を積ませ、子どもたちのモチベーションを保っています。
保護者の関わりは?
少年野球ではお父さんコーチがいるチームが多くあると思います。
ところが、中条ブルーインパルスでは保護者は一切練習に来ません。
保護者会もありません。
保護者の役割は子どもに危険が伴なうような作業の手伝いのみとのことです。
また、指導者たちは選手との関係を密にし、保護者とは一定の距離を保つようにしているとのこと。
このあたりは多賀少年野球クラブと通ずるところがありますね。
おわりに
中条ブルーインパルスは特別な練習を行っているわけではなく、競争意識を生ませる工夫によって強いチームづくりを行っていることが分かりましたね。
やはり優勝できるようなチームを作るには、ただ練習を増やすだけではなく、子どもたちが自分から頑張りたいと思えるような仕組みづくりが大切なんですね。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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